【私の経験上の試合進行方法】
はじめて少年野球の球審を務めたときは見よう見まねで、開始の儀式もテンパってしまい、思わず「先頭握手、礼!」というところを「【コロナ感染対策】
2020年、コロナウィルスが猛威を振るって、社会活動が制限され学童も自宅待機を余儀なくされ、学童野球も大会等が相次いで中止となりました。しかし2020年09月からようやく自宅待機が解除され徐々に社会活動が再開されました。
大会もコロナ感染対策を万全に行う為、色々、進行方法が変わっていました。
1.【コロナ感染対策】審判員の検温
- 審判員控え場所にて審判員の検温、チェックシートの記入を行う。
2.試合前に審判席にて審判メンバーとの打ち合わせ
<球審した場合にいつも確認している事>- 1,3塁のベース上を含む速い打球については、塁審の方で「フェア」「ファール」の判定をお願いします
- ベースから手前のボテボテのゴロについては球審でジャッジします
- 内野フライ及びライナーについては、キャッチを近くで、グラブの腹部分を確認できた方でコールお願いします
※後ろから見てのジャッジは絶対にしてはならない - インフィールドフライは気づいた方でジャッジして下さい
- 試合会場のローカルルール等を会場担当の方に説明してもらう。
3.道具確認
両チームのウォーミングアップ中にバット、ヘルメット、キャッチャー道具の確認を行うバット
- JSBB(全日本軟式野球連盟)のマークがあるか
- バットに凹みはないか
- グリップのテープが剝がれていないか
グローブ
- グレー、白、シルバー以外の色であるか
- ピッチャーはバッターを幻惑するような刺繍が施されていないか
キャッチャー
4.試合開始10分前にオーダー表の交換
- 必ずオーダー表が4枚ある事を確認する。
(ベンチが控えを持っている場合があるが、必ず取りに行かせる事!)
(記入ミスがあった場合、ベンチの控えと食い違うのを防ぐ為)
- 大会冊子のメンバー表とオーダー表の背番号と名前が一致している事と、オーダー表に書かれていない選手が休んでいる事を確認する。
(オーダー表に書かれていない子が実際は居て、選手交代で出てきてしまう事を防ぐ為)
- オーダー交換に来たキャプテン同士を
握手、挨拶させて先攻後攻のじゃんけんをさせる。
【コロナ感染対策】握手は行わない
- オーダー表の上部の空きスペースに先攻(後攻)と記入する。
- 両チームお互いにオーダー表を交換してもらい再度、名前、背番号、守備位置の記入漏れを確認してもらう。
- オーダー表の上2枚を審判部で預かり、下2枚をチームに返却。
- 試合開始5分前にはベンチ前に集合してもらう事や投手のイニング確認等を両チームに確認して終了。
5.試合開始の儀式?
- 試合開始5分前になったら両軍選手をベンチ前に集合させる。
「ベンチ前お願いします!」と大きな声で言う!
- 両チームが整列し互いに気合いの号令をかけるので、良いタイミングを見計らって「集合!」のコールで両軍を本塁前に集合させる。
「先頭握手!」の声掛けを行い、両チームのキャプテンに握手させる。
- 「○○の試合を始めます!礼!」と告げ、礼をさせる。
6.守備側の練習投球を見守る
- 守備側のファールゾーンに立ち、指で残り投球をカウントする。
- 初回7球、後は3球以内。(初回以降でキャッチャーがプロテクターを装着の準備をしている場合は、3球以上になる場合がある)
- 残り1球になったところで人差し指を空に向け「ワンモアピッチ!」とコールする!
7.「プレーボール」のコール
- 守備側、塁審が所定の位置についたらバッターを打席に立たせる。
- 右手の平をピッチャーに向けて開き、投球しないように制止する。
- ピッチャーがプレートを踏んでいる事を確認して、ピッチャープレートに向けて右手人差し指を指さし、「プレイボール!」とコールする!
(初回以降は、「プレイ」とコールする) - 試合中のサインについて
こちらの【野球審判のジェスチャー及び指差しサイン】を参照して下さい
8.ボールデット後の注意
- タイム、ヒットバイピッチ(デットボールの事)、ファウル等が発生した後、必ず「プレイ」をコールする事!
(「プレイ」コールし忘れた後にランナーが刺されたりするとトラブルの原因となる)
9.試合進行のスピードアップを図る方法
- ムダにタイムを取らない
ベースのズレ、汚れはスキをみてサッと直す
ランナーが手袋やガーター等を外す為にタイムを取るのも止める - ピッチャーが投球までにかかる時間が長い
投球の度にピッチャーマウンドから降りて、キャッチャーからの返球を受けたり、ピッチャーマウンドを必要以上に慣らしたりしている場合は、指導者に注意させる
または12秒ルールを適用し、「ボール」を宣告する※野球規則 5.07(c) 12秒の計測は、投手がボール所持し、打者がバッターボックスに入り、ピッチャーに面してからボールが投手の手から離れたときに終わる
- キャッチャーがなかなか座ってくれない場合
肩をやさしく「ポンポン」と叩き、早く座るように促す
10.攻守交替時
塁審の場合、1・3塁審が自分の塁側が攻撃の場合は、ピッチャープレートの清掃。守備の場合は「追い出し」を行う。- 守備側の選手に駆け足で守備位置についてもらうために、「追い出し」を行う。
「駆け足でいきましょう!」と優しく声かけを行う事!
※追い出しをやらないと90分以内に7イニング終わらせるのは困難です!
11.試合終了時
【コロナ感染対策】先頭握手は行わない
- 「ゲーム!」とコールし礼をして試合終了!
12.試合終了後の審判反省会
- 試合中に起きた審判の動きやミス、ジャッジに関する反省や質問を審判クルーで話し合い、今後の審判活動に役立てます。
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